第96回全国高校野球選手権南北海道大会で
わが母校小樽潮陵高校は、見事決勝に進出！
決勝戦で、優勝候補の筆頭である東海大四を相手に、０－１で惜敗しましたが見事な戦いぶりでした。
今回は、地区予選で強豪校である北照高校相手にコールド勝ちで、南北海道大会に進出したということで、１回戦からすべて４試合に円山球場へ足を運び応援しました。
１回戦 対知内戦 ９－４で勝利！
初回から３点を先制し、地区予選で北照に勝った勢いそのままの戦いぶり。 今年の潮陵は何か違うぞの予感。終盤１点差に追い上げられ、過去の対戦が悪夢が蘇るが、その後追加点で突き放す！潮陵強いぞ！
準々決勝 対恵庭南戦 ８－６で勝利！
初回相手に２点を取られ先制されが、その裏、見事な連打で３点取って逆転。それもつかの間、２回には相手に再度３点を取られて再逆転される。悪い流れの中、原田投手が踏ん張り追加点許さない。その後４回に３点を入れて何と再々逆転。潮陵の勢いは止まらない感じ。その後、追加点をあげ相手を突き放しての勝利。
準決勝 対浦河戦 １０－９でサヨナラ勝ち！
初回あっさりと１点を先制。しかし、３回に浦河に３点を取られこの試合のまた逆転される。しかし、潮陵はその裏３点を取って逆転。今年の潮陵打線は頼もしい！その後着実に追加点をあげ、８対４で迎えた最終回。楽勝ムードが漂う中、緊張のせいか潮陵守備が乱れ５点を入れられて８対９となる。最終回、あっさりと２アウトを取られ、誰もがここまでかと思った瞬間。２番奈良、３番原田、４番五十嵐の３連打で何とサヨナラ勝ち！歴史的勝利をつかむ！すごいぞ！潮陵！
決勝 対東海大四戦 ０－１で惜敗！
いよいよ決勝戦！甲子園をかけた戦いだ！前の日からの雨で試合の開催が危ぶまれる中、１１時ごろに予定通り試合開始とのネットの情報で、急いで札樽バイパスを使って円山球場へ到着。連日の全校応援を行っている潮陵生たちはすでに球場に入っている。やはり、決勝戦の雰囲気はどこか違う。試合開始早々、初回、東海大四に１点を先制される。あの回の１球だけが高目に球がいってしまったのが悔やまれる。その後は、原田投手の低目をついて粘り強い投球と準決勝では乱れた野手陣の堅守もあり１点差もまま試合は続く。これまでの潮陵の戦いから、逆転の期待のあったが、相手投手の緩急をつけた投球に得点が取れず、惜しくも敗れる。
連日の円山球場での応援で、決勝戦が終わったあとは、何とも言えない空虚感が一瞬漂った。しかし、ここまで見事な戦いをしてくれた潮陵の選手たちに素直に「感動をありがとう」という感謝の気持ちが湧きあがった。久しぶりの全道大会出場ということだけでも、素晴らしいことであり、その上、連日見事の攻撃で逆転逆転の試合を勝ち続けた潮陵の戦いは見事というしかない。
また、１回戦から全校応援で選手たちを懸命に応援する潮陵生たちも立派だ。選手達はもちろんだが、応援していた生徒達も一戦一戦応援のボルテージも上がり素晴らしい応援だった。潮陵生全員が、この戦いの中で夫々何かかけがえのないものを得たに違いないと思う。
試合が、潮陵の石田主将が「公立校でもやれることを証明したかったが、残念」というコメントを残したが、私は今回の潮陵の戦いが、『公立校でもやれる』ことを見事に証明してくれたと思っている。君たちは、『新たな潮陵の伝統』をつくったのだと言える。そして『レジェンド』となった今、この新しい伝統を後輩たちが受け継いでもらいたい。潮陵の新しい伝統を、この目で見れたことは、とても光栄なことであり、本当に感謝している。
最後に、吹奏楽を指揮し、潮陵応援団を見事に率いていた『三井先生』本当にお疲れ様でした。
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